占いの種類

易占い

易占い

易占いとは中国で生まれた占い方法で、長い棒でジャラジャラと占っている様子が思い浮かぶと思います。
中国の宋の時代に易経という名前で呼ばれるようになった占いですが、占い方法については古代中国の殷には確立しました。

易占いの方法

”易”とは古代中国に伝わる陰陽思想を元にした「八卦(はっけ)」と呼ばれる要素を用いたもので、筮竹(ぜいちく)やサイコロ、コインを使って占います。
八卦とは「乾(けん)・兌(だ)・離(り)・震(しん)・巽(そん)・坎(かん)・艮(ごん)・坤(こん)」の八種類あり、筮竹をさばいたり、サイコロやコインを振って八卦を得ます。
1回目で得た八卦を「内卦」、2回目で得た八卦を「外卦」といい、合わせたものが大成卦です。
2回繰り返すことで導き出された「六十四卦(ろくじゅうしけ)」の結果から吉凶を判断するわけです。

易占いでわかること

現在悩んでいることに対してとるべき行動がわかる

中国では戦術にまで取り入れられたといわれるくらいですから、具体的な答えや指針が欲しい時に使えます。
ビジネスにおける起業や交渉、取引から、片思いや復縁などの恋愛相談、人間関係、紛失物を探すなど一般的に占えることはほぼカバーしているといっていいでしょう。
他の占いと異なり、未来については1年先くらいしかわからないことです。5年、10年先を見越した占いは向いていません。
今現在、悩んでいることに対しての吉凶や解決策を占うにはとても優れた占いといえます。

問題点が見えてくる

具体的な答えが見えてくる易占いですが、中にはぼんやりとした抽象的な答えが出る場合があります。
これは質問自体が具体的でない場合に起こります。
本当に聞きたいことは何なのかを考えて、占わなければなりません。
多くのケースは相談者本人でもわかっていたことが多く、ぼんやりと浮かんでいた正解を意識として現れやすくする働きがあるといえるでしょう。

古代中国より何千年もの歴史を持ち、日本にも影響を与えた易占いですが、「当たるも八卦当たらぬも八卦」という言葉も易占いから生まれました。
気軽な気持ちで試せる占いの一つです。