タロットカード
昔から根強い人気のタロット占い
その名の通りタロットカードを使って占う方法です。
カードの構成は難しくないので、カードの持つ意味や操作方法を理解できれば様々な側面まで占うことができるでしょう。
占いの内容は短期的な事がらを占うことに適しており、何十年後の将来がどうなるかというよりは、数か月先がどうなるのかを占うことが得意といえます。
タロットカードはどんなもの
タロットカードを一つまとめたものをデッキと呼び、78枚で一組とされています。
カードは大アルカナと小アルカナに分けられ、大アルカナは主要なカードで、一方の小アルカナは火地風水をあらわした棒、金貨、剣、聖杯の4つのマークに分かれています。
占いによって導き出された、これらのカードたちの組み合わせによって占われるのです。
意外と単純な仕組みのタロットカード
タロット占いでは正位置と逆位置という考え方があります。
正位置とは普通に見くことのできる位置のことで、逆位置は上下逆さまに見える位置のことです。
タロットではこの位置が違うことで示す意味がまったく変わってしまうのです。
またタロットカードは、人間の9割を占めるといわれる潜在意識に答えを聞くという考えが元になってできました。
自分でも気づいていない潜在意識を引き出すことで、現在や近い未来を占うことができるのです。
世界各地で生まれ続けるさまざまな種類
タロットカードは今でも世界中で様々なイラストのものが生まれています。
自分の好みのイラストのものを見つけることや、依頼した占い師がどんなものを使用しているのかを見ることも楽しみの一つと言えますね。
無数にある種類の中から主なタロットデッキを見てみましょう。
ライダー版タロットはライダー社から発売されたデッキで、ウェイト版とも呼ばれています。
現在流通しているタロットの多くは、こちらのデザインを参考にしているといわれ、タロット占いを始めようという方におすすめです。
16世紀から18世紀に出回っていたマルセイユ版タロットは木版画調のイラストで描かれており、その歴史からバリエーションが多い種類でしょう。
小アルカナは数だけを示すシンプルなものとなっています。
他にもある変わったデッキ
先ほどの世界に多く流通しているもの他に、少し変わったものもあるので紹介します。
トート版は魔術師が作成したタロットで、正逆の意味の違いがないなどの読み方が特殊です。
ヴィスコンティ・スフォルザ版は15世紀前半につくられた最古のタロットといれています。
コレクションとして持つ方が多いでしょう。
どこかエジプト風なデザインが印象的なエッティラ版は数札のデザインがシンプルで、意味の暗記が必須となる少し難しいデッキです。