台湾で有名な文鳥占い
文鳥占いとは
主に台湾や香港で行われている占いで、ペルシャから伝えられたといわれています。
占い方はメッセージが書いてあるカードの中から文鳥が選ぶという方法です。
肉食をせず穀物だけで育った文鳥には霊力が宿ると考えられており、そんな鳥の霊力によって未来を占います。
台湾では龍山寺の地下街が占いストリートとして有名で文鳥占いの他、様々な占いを体験できます。
日本語で呼び込みをしているところもあるので、台湾語がわからなくても問題ありません。
相場は1,200元(約5,000円)ほどです。
占ってもらいたいものを鳥に聞いて話しかけます。すると文鳥がカードを引いてくれます。
文鳥はカードを引くとエサが貰えるというのを学習しているので、お腹をすかせた文鳥がカードを引いてくれる仕組みです。
占いの結果については引いたカードの絵柄から判断します。
かわいらしい文鳥は一見の価値ありです。
香港では廟街(テンプルストリート)というところで占えます。
日本でも名古屋市の占い館「ミレアフォーチュン」で文鳥占いを体験できます。
オンラインでも占い可能です。
鳥を使った占いの歴史
鳥を使った占いは世界各地で行われてきました。
古代メソポタミアでは占いに関して記述された粘土板があり、鳥占いについてもあります。
鳥の種類と飛んでいく方向について記述され、鳥の行動から占っているようでした。
古代ローマでも、鳥による占いが盛んで、国家運営を決定するための儀式として行われています。
アウグルと呼ばれる鳥占い専門の役人がいたほどです。
古代中国では鳥は神の使者としてみられ、鳥占いによる吉凶の判断がされていました。
鳥占いは主に戦争で行われ、軍の進退を決めており、「進」という漢字は「隹(とり)」といく・歩くという意味であるしんにょうから成り立っています。
日本では年占(トシウラ)として、年の初めに山に入ってきた小鳥の腹を裂いて、穀物があれば吉、なければ凶としてその年の豊凶を占っていました。
他には鳥の鳴き声や止まった枝の方向、飛ぶ方向で吉凶を占っています。